消化器とは
食べ物を口に入れてから排泄されるまでの器官(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門)と、それに連なっている臓器(肝臓、胆嚢、膵臓など)を消化器系と呼びます。
このような症状の方はご相談ください
- お腹の調子が悪い状態が続いている
- 胃が痛い(痛みが引いても、しばらくして痛みがぶり返してくる)
- 胃がもたれる
- 吐き気をもよおす
- 胸やけがする
- 食後に背中が痛くなる
- 便秘がち、下痢を繰り返す
- 血便が出た
- 身体の皮膚や粘膜が黄色くなった(眼球の白目が黄色くなった)
- 食欲がない
- 体重が急激に減少した
- 顔色が悪いと言われる など
消化器領域の主な検査
消化管の内部を調べるため、最も一般的に行われているのは内視鏡検査です。
胃や腸などの消化器内部に内視鏡を挿入し、疾患の有無や状態を観察するものです。
消化管の主な疾患
- 逆流性食道炎
- 消化性潰瘍(胃潰瘍 十二指腸潰瘍)
- 胃がん
- 胃炎 腸炎
- 過敏性腸症候群
- 炎症性腸疾患
- 大腸がん など
ピロリ菌検査について
胃の幽門部(出口付近)に住み着きやすい螺旋状の細菌で、正式にはヘリコバクター・ピロリと言います。
ピロリ菌感染により、胃炎や胃潰瘍、胃がんの発症リスクが高まります。
実際、日本人の胃がん患者の9割以上でピロリ菌が検出されています。
主な検査方法
胃内視鏡検査によるピロリ菌検査
- 培養法
- 迅速ウレアーゼ試験
- 組織鏡検法
内視鏡検査を用いないピロリ菌検査
- 尿素呼気試験
- 便中抗原測定
- 尿中抗体検査
- 血液中抗体検査
ピロリ菌の除菌について
検査により、ピロリ菌が発見された場合、この菌を取り除く治療を行うことになります。
※除菌に成功することによって胃がんなどのリスクは大幅に減少しますが、罹患率がゼロになるわけではありません。
除菌後も、定期的に内視鏡検査などを受け、胃の状態をチェックしておくことが重要です。